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呼びかけ文
憲法改正手続き法案 賛成?反対?全国投票 呼びかけ文
憲法改正のための手続きに関する法律案(以下 改憲手続き法案)の 本格審議が今春の通常国会ではじまります。政府与党は5月3日の 憲法記念日までの成立を目指すとしています。 改憲手続き法案は憲法改正のための国民投票にいたるプロセスと その実施方法を定めるものですが、以下に述べるように、はたしてこれ で中立公正に国民の意思を問う投票ができるかどうか危ぶまれます。 1 改憲の広報宣伝にあたる広報協議会の委員は政党政派の所属議 員数に応じて選ばれるので、9割以上が改憲賛成の議員で占められる ことになる。 また現在の憲法調査会が改憲発議原案を作成する憲法審査会となる ので、この委員会も改憲賛成の議員が圧倒的多数を占めることになる。 2 公費によるマスコミ利用は議席比に応じてなされるので改憲賛成の 宣伝が反対を 圧倒する。 3 私費によるマスコミ利用に制限がないので、資金の豊富な改憲派の 宣伝が大量に流される。 4 公務員や教員の表現の自由が制限される。 5 最低投票率が決められていない上、実質上、有効投票数の過半数の 賛成で決定されるので、ごく少数の賛成で憲法が変えられてしまう恐れ がある。 国の最高法規である憲法を変える手続きとして、国民はこの改憲手続 き法案をどう見ているのでしょうか。私たちはこのことを市民の手で確か めるため、「憲法改正手続き法案 賛成?反対? 全国投票」を行うこと にしました。投票は、(憲法改正手続き法案に)賛成、反対、わからない の3つの部分に区分けされた(一枚の)投票ボードを街頭に設置し、通り かかる市民にボードに丸いシールを貼ってもらうことによって自らの意思 を表示してもらいます。この方法は最も手軽に投票してもらうことがで き、効率的、かつ公正に市民の意思を確認できる方法です。全国投票 の統一実施期間を2007年2月24日(土)~3月10日(土)とします。 このなかのご都合のいい日を選んで実施してください。 投票結果は安倍総理大臣、衆参両議院議長、衆参憲法調査特別委員 会委員長に届けます。詳細は下記のウエブサイトの「全国投票実施要 領」をご覧ください。 http://kaikent.exblog.jp/ 全国投票が成功するかどうかは、全国でどれだけ多くの地域でこれに 取り組んでいただけるか、そしてどれだけ多くの投票を集約できるかに かかっています。憲法改正に関心をお持ちの全国の個人、団体のみな さん、ぜひ憲法改正手続き法案 賛成?反対?全国投票に取り組んで くださいますよう、呼びかけます。 2007年1月25日 呼びかけ人 天木 直人 元レバノン大使、外交評論家 安斎 育郎 立命館大学教授 井口 秀作 大東文化大学法科大学院 助教授 岡本 三夫 広島修道大学名誉教授 金城 睦 弁護士 きくちゆみ ハーモニクスライフセンター/グローバルピースキャンペーン 小出昭一郎 東京大学名誉教授 山梨大学元学長 斎藤 貴男 ジャーナリスト 高山 俊吉 弁護士 憲法と人権の日弁連をめざす会代表 寺尾 光身 名古屋工業大学名誉教授 毛利 正道 弁護士 事務局 野田隆三郎 (岡山大学名誉教授) tohyou9@yahoo.co.jp
by kaikent
| 2007-01-17 11:32
| 呼びかけ文
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